出典:スルガ銀行
スルガ銀行は、静岡県沼津市に本店がある地方銀行である。
営業エリアは、静岡県全域と神奈川県にまたがる。
スルガ銀行は、かつて、融資の審査書類を偽造するなどの不正を行った。
そして不正融資に関わりのある融資総額は約1兆700億円と知らされている。
「シェアハウス向け融資」と「その他投資用不動産融資」に関しては、金融庁から業務改善命令が出された。
スルガ銀行はなぜ潰れないのか?
①スルガ銀行は困らない
不動産に関する融資において、不正をしてまでも貸してくれる銀行は少々問題のある不動産業者からとても重宝される。
条件に満たないにもかかわらず融資を受けて不動産を購入した顧客はその後支払いに困り、今までローンを払っていても手放さなくてはならない状況になってしまうのである。
ゆるい審査を行った銀行は特に金銭的に困らない。
②カボチャの馬車事件
女性用シェアハウス「カボチャの馬車」でサブリース契約をした人がスルガ銀行への支払いに困り自己破産した事件が2018年発覚している。
カボチャの馬車事件で投資家とスルガ銀行の間で、2022年4月に和解が成立したのだが、もともと持っていた土地と物件をスルガ銀行に引き渡す事でローンが決済された。
③不正融資事件後のスルガ銀行
カボチャの馬車事件での不正融資が発覚すると、銀行としての信用が落ちたり、金融庁から業務改善命令も出された。
世間からの信用が落ちたり、金融庁からの監視が厳しくなったりするという意見が多数あった。
すると、これまでのように業務ができなくなると考えられた。
では、スルガ銀行は潰れるのではないかと疑問がわく。
しかし、預金などに関しては全く問題はない。
スルガ銀行が潰れそうならば、他の銀行と業務提携や合併の話が出てくるはずだ。
スルガ銀行のサービスは、他の銀行に比べて便利であると評判だ。
④金融庁の業務改善命令
スルガ銀行は、2018年金融庁から受けた「銀行法第26条第1項に基づく命令」に基づき銀行の立て直しを継続して行ってきた。
カボチャの馬車等による債務者へは、相殺や代物弁済で対応した。
つまり、不正融資したものが全額回収出来ていないのではない。
及び、貸倒引当はされているので、スルガ銀行が潰れるようなことはない。
⑤スルガ銀行と業務提携
スルガ銀行は、2020年に家電量販大手のノジマと業務提携を行った。
しかしながら思うような成果が上がらず2022年に提携を解消している。
その後スルガ銀行は、2023年クレディセゾンと資本業務提携契約を締結した。
銀行とノンバンクとの業務提携で新しいニーズを創成しサービスを提供している。
スルガ銀行の口コミ
マイホームを手に入れる事が出来て大変感謝しております。
キャッシュレス銀行です。
スルガ銀行 静岡南支店、本店レベルの存在感
丁寧にご対応頂いております。
全員の接客態度がとても良いですよ
別名「かぼちゃ銀行」
リストラ、省力化で窓口が一つだけ。
普通に利用させて戴いております。
地元の貢献活動に熱心な銀行かな?
まとめ
かつて不正融資事件でスルガ銀行は潰れるのではないかと心配したスルガ銀行に預金をしていた者も多いであろう。
どうやらスルガ銀行は安泰とは言えなくても潰れることはないようだ。
クレディセゾンとの業務提携では、住宅ローンの保証において連携し「クレディセゾン保証付住宅ローン」を提供している。