札幌ドームが潰れると言われる7の理由と口コミ

札幌ドーム

出典:札幌ドーム|SAPPORO DOME

北海道民の中でもささやかれている札幌ドームが潰れるという噂。

なぜそんなウワサが立つのか。

これは確実に日本ハムファイターズが北広島のエスコンフィールドに移転したからという事が1番大きな話題である。

さらにマスコミの報道から札幌ドームとその経営に携わる札幌市の印象が悪くなっている。

新しい使用方法もなんだか使用する市民の意思からずれたような企画を打ってくる始末・・・

なぜそこまで放置してしまったのか、他に札幌ドームの生き残る道はあるのか、情報を元に探っていこう。

札幌のシンボル、札幌ドームが潰れるかもしれない理由を探っていく。

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札幌ドームが潰れると言われる理由

①日本ハムファイターズの離脱。

やはり1番目立つ大きな原因は日本ハムファイターズが札幌を捨てて北広島に行ってしまったことだ。

札幌ドームの目玉として2004年に日ハムが本拠地として札幌ドームにやってきた。

今まで野球球団のなかった北海道は大歓迎し、北海道の球団として今でもファンを増やし続けている。

この大規模に集客と集金が出来る日ハムに対し、札幌ドームを経営する第三セクターが日ハムに対し不平等な契約による高額な賃料負担をしたと言われている。

実際に日ハムは一時期成績が良かったものの最近は成績が振るっていない。それは優秀な選手を囲っておけるほどの予算が取れないからだとも言われていた。

札幌ドームでは飲食ブースの売上も、ドーム内に広告が収入があっても、グッズの売上が上がっても全て札幌ドームに搾取されていたのである。

このことから日ハム自身によるエスコンフィールドの経営に乗り出すこととなり、札幌ドームからの離脱どころか、札幌からも手放してしまうという結果となり、札幌市に無能のウワサまで立つこととなった。

実際に日ハムでの利益が無くなった札幌ドームは使用頻度は大きく減り、野球での収益は取れない状況にあり、経営に厳しい状況がささやかれている。

②札幌ドーム命名権募集も応募はゼロ

札幌市の第3セクター「札幌ドーム」は1月、収益確保策として命名権の売却を発表したのである。

しかし、どこからの応募もないままに2月29日で募集は終了し、来年度4月からも札幌ドームのままであることを発表した。この契約は年間2億5000万円以上の契約金や2~4年の複数年契約が希望条件となっていた。

それでも札幌ドーム指定管理会社は複数の企業から興味を示されているので期限を延ばすとし、今後は、期限を定めずに募集を継続する事となった。

正式な応募があった後に選定手続きを行うこととなる。延長したところで本当に企業からの応募があるのだろうか。

札幌ドームの使用が実際に減っていることでそこに広告効果を本当に望めるのか、マイナスイメージにならないのかと企業も模索しているように思われる。

2011年にも命名権の募集をしたという過去が札幌ドームにはあるが、その際にも希望者が現れなかった事からいても、かなり厳しいことが素人でも予想できたはずだ。

それを2ヶ月で決まると思って居た札幌市の甘い見通しからも、今回の延長をしたところで応募が来るかは難しいという事は想像に難くない。

③広告収入の大幅ダウン

日本ハムファイターズが抜けたことで札幌ドームでの野球の試合が殆どなくなった。

北海道のサッカーチーム「コンサドーレ札幌」などの試合は行なわれているが、野球に比べれば回数も少なく動員人数も少ないという現状がある。

コンサートなどもあるが、札幌ドームを埋めるほどの動員できるミュージシャンが年に何回も来るわけがないし、コンサート会場と違って音の反響が良すぎて調整の難しいドームでやりたいミュージシャンは少ない。

札幌ドームの中に珍しい飲食店やお店があるわけでもない。今までに比べて客足の遠のいてしまった札幌ドームでは壁にあった広告や通路にあった広告を取りやめる企業が続出している。

野球関係のスポンサー達も日ハムがエスコンフィールドへ行ったことで広告を辞めてしまった企業もある。このようなことからドーム内の広告が激減していることがニュースなどでも報道されている。

壁広告などのスポンサーを札幌ドームでは募集しているが、今から新しく広告を打つ企業は実際のところは殆どいない。

広告を打つ理由が失われてしまった札幌ドームでは、無くなった広告の跡が痛々しい。

魅力を再構築しないことには広告を再度打ってくれる企業を探すのが大変であるが、その対策に乗り出している用には現状見えないのである。

④試合数の減少

野球の試合数が減ったことで、コンサドーレ札幌がホームとしてサッカーの試合を開催することとなった。

しかしサッカーの試合数自体が少ない事もあり、野球の試合ほどの回数が見込めない上に、集客数も野球に比べるとどうしても少ない。

ラグビーの試合といっても開催回数自体が少ない事や北海道のチーム事情もあり、厳しい現実となっている。

実際に札幌ドームのスケジュールを見るとガラガラである。

⑤新モードの失敗

札幌ドームの管理者が自信満々で予算を投入して立ち上げた「新モード」。これが札幌ドームを半分に分ける暗幕をつけて半分で使用できるようにするというものである。

実際の所、全く予約は入っていない現状である。半分に仕切ったところで音楽関係者としては問題はそこでは無いのだ。

ドーム独特の反響などコンサートには難しい環境が問題であり、そこにかける予算が大きくなってしまう。

中途に区切ったドームのシュールさもステージングを悩ませる問題になる。半分に区切って狭くすればコンサートが開催できるというわけではないのだ。

半分になった他のエリアの使用もコンサートでの使用時には使用できるかというと有効に活用できる見込みもない。

結局は半分しか入らず、収益も少なくなるのに、他のエリアを収益を上げるために活用できないことは無駄な活用方法と言えるだろう。

⑥市民に解放することでの活用

現在は札幌ドーム内コンコースの一部をランニングコースとして一般開放している。

これは「札幌ドーム NIGHT RUN(ナイトラン)という名称で11月から3月までの予定で行なっていた。これをこれから4月5月と引き延ばして行なうことになっている。利用料は大人350円という料金だ。

また、中のトレーニングルームも500円で市民に一般開放している。これも試合のないときには自由に利用でき、有資格者を常駐させるなどと利用者の確保にいそしんでいる。

格安で利用できることで利用者は多いようだが、有資格者を雇いトレーニング機器を動かし、電力を使うことで、札幌ドームを存続させられるのかというと、これは焼け石に水程度の利益にしかならないのではないだろうか。

市民利用はいいのだが、利益を考えた利用方をしていかなければ立ちゆかなくなる未来が待っている。

⑦足りない予算は札幌市の持ち出しになる。

札幌市民が札幌ドームを抱える事でリスクになるのは、札幌ドームの経営が立ちゆかなくなったときに大量の公費が札幌ドームに流れるのではといったことである。

実際に「新モード」の立ち上げには公費が投入されている。しかし結果は芳しくない。

札幌ドームの指定管理者の方針が札幌ドームを継続していくために向かう方向とかなりのずれがあるのではないかと疑問を持たれている。日ハムの撤退に当たって疑問が吹き出したのは言うまでも無い。

札幌ドームの経営を担当する第三セクター、株式会社札幌ドームは天下り先とも言われてきている。

そのため、真剣に経営しなくても札幌市がどうにかしてくれると思ってきたのではと市民から疑いの目を向けられることになった。

現在、いろいろな案を出してきてはいるが、その経営案がことごとく上手くいっていないことが余計に経営難を浮き彫りにさせている。

億単位の継続費用を算出できるのか、現在の利用率から行くと難しい現状を突きつけられている。

日ハムが撤退するといった後からもめぼしい経営案が出てこず、いなくなればイベントがもっと入るだろうと甘く見越していたことが現在の利用率に繋がっているのだろう。

実際にこれから存続できるのか、甚だ疑問しか残らない。このまま市民の税金が札幌ドームに流れるのであれば市民からの不満が出るのは間違いない。

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札幌ドームの口コミ

悪い評価

サッカーのスタジアムとしては微妙

J1の試合を観戦しに行きました。バックスタンド側は目線が低く遠くから見ている感じで見難い。前の人の頭が気になるレベルです。逆にメインスタンド側は傾斜がキツくその違いが不自然です。サッカー専用スタジアムよりも正直劣る感じがします。

トイレも設置箇所が少なく大行列です。便器の数はあるが、2重の部屋のような構造なので人が大勢並んでいるが、奥はガラガラで構造的な欠陥ではないかと思われる。

最悪な札幌ドーム

前回、身体障害者駐車場チケットを購入してドームに行きました。身体障害者手帳を見せて足が悪くて歩けないのに、身体障害者と車椅子駐車場は違うと言われ、入場近くの駐車場に車を置かせてもらえませんでした。

当日、駐車場入口で観戦チケットを見せろといわれ、見せたら、車椅子駐車券と車椅子観戦チケットがないと駐車場が利用できないと言われ、散々またされたあげく、(お客様前回も同じようなトラブル起こしましたよね?駐車場の入場禁止です。お帰りください)と言われました。

年配のおばさん?がでて酷い態度を取られて、態度悪いですよ!と言ったら、(お客様もチケット間違って購入しないでください)と言われた。払い戻しもしてもらえず…試合も観れずに泣く泣く高速にのり今帰り道です田中賢介選手の引退セレモニーもあり、楽しみに札幌まで来たのに酷いです…

二度と行かない

トイレが少なく、男性の小用でも行列するとかイベント会場としては考えられません。

試合後の退場でも異様に時間がかかる。野球ファンに聞いたところ同様の低評価、札幌ドームとの往復のタクシードライバーともに低評価。ドーム側に改善する気がないらしいので、ここのイベントは避けるべきですね。

ラグビーワールドカップ観戦

ドームの座席は狭く、前後の座席の間隔が詰まりすぎていて、窮屈でした。
トイレが少なく、ハーフタイムで大混雑。設備が今ひとつで残念でした。

駅から遠い上、階段がすごい。

本当にすごい量の階段。駅に着いてからも列がすごく地上に出るまで10分以上かかり、さらにドームまでもかなりの距離

入ってからもトイレの列と座席に向かう人との列が混在していてカオス。

座席にはまずは2階に上がってから通路入り口から入り、階段を降りるという謎のつくり。降りる階段はものすごく急で長くて怖いです。

スタンド前方は傾斜がゆるく、前の人の頭で全く見えない。アリーナの人も階段を通らないといけないという変な造り

バリアフリー感が全くない。健常者でも階段がしんどい。

良い評価

快適です

5月にもかかわらず札幌の気温がどんどん上昇。最終的に31度。こんなとき札幌ドームは空調が効き快適そのもの。サッポロクラシックを飲みながら有意義な時間を過ごす事が出来ました。

北海道コンサドーレ札幌対ガンバ大阪

これまでは観戦しにくいスタジアムだなぁと思っていましたがなんとなく劇場のようで観戦し易く感じるようになってきました。

ラグビーワールドカップ

スタンドとグランドが近く、迫力が伝わってきました。この近さは、陸上競技場兼用ではない良さがあります。試合後も、大通り公園、その他まで無料シャトルバスが運行されていて、スムーズに帰ることができました。

ワールドカップラグビーを観戦しました。

地下鉄福住駅から一本道で分かりやすいです。観戦する人でごったがえしてましたが、自分の席はすぐ見つかりました。座席も座りやすく暑くもなく寒くもなく快適でした。内部の階段は結構急ですね。トイレ、売店、喫煙所が長蛇の列なのは仕方ないです。札幌駅から地下鉄乗車時間が10分足らずであれだけの収容人数の施設があるのはいいですね。

綺麗

札幌ドームの内部はとても綺麗ですよ!なんか常設の売店とかがあって銀だこやケンタッキーフライドチキンとかがありました。

口コミの中にもあったとおり、札幌ドームは客席の階段がかなりの急勾配と段数がある。

また、トイレが分かりづらいなどのいくつかの問題を抱えている。通路や入り口が狭いため、行く際には良いが、みんな一緒の時間になる帰りには通路の渋滞があるため、急いで変える事が出来ない。

札幌ドーム自体も駅からは少し歩くことになり車で来る場合には漏れなく渋滞がある。良い口コミの中にも若干の施設の使いづらさが感じられる。

イベントの時にしか空いていない飲食ブースはその他の利用時に使う事が出来ないため、不便を感じる。

全てが快適な施設はないが、不備の部分がクローズアップされてしまう札幌ドームは施設のあり方にもてこ入れが必要なのではないだろうか。

札幌ドームをどう生かしていくかは大きな問題である。

今の施設を使い続けるためにも、不便性をどう解消していくかも大切なようである。

経営自体に不安がある札幌ドームは現在存続できていても10年後までの存続の未来が見えないことが潰れると言われる事に繋がる。市民からもっと利用のアイディアを出して貰うことも必要である。

さらに、本当の意味で存続させるためには経営マネージメントの専門家が入る必要もあると考えられる。

現状では10年後には廃止・解体する候補の施設に成り下がってしまう未来しか見えない。