出典:アップバンク
アップバンクは、動画配信やスマホアプリなどのプロモーションを行う会社で、YouTuberとしても知られるマックスむらい氏が代表取締役社長を務めていた会社である。
そのアップバンクの潰れるという噂について調べていく。
アップバンクが潰れると言われる理由
決算書に「疑義注記」
まず、経営不振によりとにかく赤字続きであるというのが理由だろう。
決算書にも、経営危機であることを表す「疑義注記」の文字がある。
この疑義注記は、連続した赤字などにより事業を続けることに問題が生じている際、決算書などへの記載が義務付けられている。
アップバンク創業は2012年。最初は好調で2015年に上場し、上場来の高値は5,000円台。
そこから株価も徐々に下がり、2024年現在なんと114円となってしまっている。かなりの衰退と言ってしまっていいだろう。
赤字転落の理由
アップバンクが赤字に転落したのは2016年。
理由は、元役員の不祥事による風評被害だそうだ。
アップバンクの資金約1億3,000万円を横領したとして経理部門の取締役が逮捕されたという事件があり、会社のイメージが悪化したことにより業績が落ち込んだという。
もちろんそれだけではないだろうが、その事件を機に株価もガクッと下がってしまい、現在まで右肩下がりとなっている。
ストアも激減
アップバンクストアという実店舗も閉店が相次いでいるようだ。
筆者の職場近くにもあったが、いつの間にかなくなっていた。
スマホケースなど携帯周りのグッズを売っている店だったが、今はもしかしてないのかもしれない。
営業中の店舗の確認ができなかった。
筆者が最初にスマートフォンを持ったのはiPhone4Sで、2012年くらいにガラケーから変えたと思われる。
アップバンクの創業も2012年。その頃のスマートフォン使用率は20%強と、まだまだシェアの拡大をのぞめる状態だった。
スマートフォンのアクセサリーにもこだわる人が多く、アプリや携帯ゲームなど、コンテンツがどんどん拡大していった時期なのだろう。
それがいつしか当たり前となり、ケースはいくらでも100円ショップで買えてしまう。
そういった時代の流れでストアもなくなってしまったのではないだろうか。
リストラがあった
2024年2月、サイトの運営縮小により人員削減を行うことを発表した。
対象となるのは、おすすめのゲームやアプリなどの情報を掲載した「アップバンクネット」の運営部門の従業員7名とのことだ。
このアップバンクネット、近年はアクセス数も減少してしまい広告の収益も思うように見込めず、赤字となっていた。
まとめ
リストラと同じく、2024年2月にはマックスむらい氏が社長を辞任。
一社員として関わるという発表があった。これが好材料となり一時は株価がストップ高を記録したというから皮肉なものだ。
これから、かなりの新機軸を打ち出し消費者の心をつかまないと、厳しい状態が続いてしまうだろうと筆者は考える。