出典:ニチイ学館
ニチイ学館とは、医療関連事業・介護事業・教育事業などを手掛ける企業である。
介護においては最大手でもある、ニチイ学館が潰れるという噂は本当なのかを調べていく。
ニチイ学館が潰れると言われる理由と口コミ
上場廃止の理由とは
ニチイ学館は2020年に上場を廃止したので、その時は「潰れるのではないか?」とかなり心配されたと思われる。
この上場廃止は「MBO」に伴い行われた。MBOとは、経営陣が株式を買い取ることで非公開化するということだ。一体なぜそんなことをしたのだろうか。
これは、介護事業の収益力を強化するため大きな改革をするということが目的だったようだ。
上場していると、投資家や金融機関など株主の意向も取り入れながら経営方針を決める必要があるため、大改革には踏み切りづらい。
株式を経営陣で買い取る形にすれば、会社の経営や決定に自由度が生まれる。なので、この時の上場廃止は前向きなものだったようだ。
ただ、相当に急な話だったようで、ニチイ学館株式の保有者からは反発があり、「相続対策なのでは?」という疑惑も囁かれたという。
コスト削減がきつすぎる?
コスト削減をしすぎて、従業員にそのシワ寄せがきているという噂もある。
など、苦労している口コミが多い。ただこれは、ニチイ学館に限ったことではなく介護業界全体の課題といえる。
給与が安く、なり手が少ないため、常に人手不足の状態で勤務する社員が疲弊しているところも多いのではないか。
不祥事・トラブルが多い?
2022年、ニチイ学館は病院の医療事務業務の入札で談合をしたとして処分を受けている。
談合により発注価格が高額になると税金の無駄遣いとなるため、厳しい批判にさらされた。談合が認められた契約は40件、約87億円に上るとのこと。
2023年には、ニチイ学館が経営する認可保育所で保育士が園児に対し「ご飯を口に押し込んで食べさせた」「2時間以上給食を食べさせ続けた」などという虐待が起こってしまい、改善勧告をうけている。
『危険すぎる』『窒息の可能性もある』と、評判をかなり落としている。
内部の問題では、パワハラがひどいという評判も多い。
不祥事と合わせてこれらの「やばい」「ブラック」などという評判が広がり、企業の未来が危険視されていると推測する。
日本生命による買収
2023年末、日本生命がニチイ学館の親会社であるニチイホールディングスを買収することを発表し話題となった。介護事業に参入するにあたっての決断だ。
豊富な資金力のある日本生命の傘下となるのは、ニチイ学館にとって悪いニュースではないだろう。
「潰れる」という可能性が低くなったのではないだろうか。
まとめ
日本生命の傘下に入ったことで、今すぐに潰れるということはないと考えられる。
ただ、上場廃止や買収など従業員の方にとっては落ち着かないニュースが絶えないので、働き手離れが心配である。