ゾンビ企業はなぜ潰れない?
ゾンビ化、いわゆる利益が債務の利払いを下回っている状態が続いていることを指すが、ゾンビ企業が増えているのは日本経済の新陳代謝の悪さ、また日本の風土にあった。
大規模な金融緩和政策があった
コロナショックで緊急融資を増やした結果本来潰れるはずだった企業が延命されています
日本政府は2024年の2月に大規模な金融緩和策の維持を決定。
コロナ禍中も政府系金融機関から実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」を含む多大な支援措置を受け、「延命措置」を受け続けてこれていた。
企業の新陳代謝が悪い
倒産によって起きる不利益や雇用を吸収できる受け皿があればよくなるけど、ないまま倒産件数だけが急造すればもっと悪くなる
ゾンビ企業を生み出してしまうと、その後始末が出来なくなって、日本経済の足を引っ張り、成長が出来なくなります。
そして、そこから抜け出すこともできなくなる。
1990年代前半にバブル経済が崩壊し、銀行は多額の不良債権を抱える。
銀行としても経営の破綻を避けたいため、「追い貸し」をして延命措置をした。
そのような施策などから廃業率は下がるが同時に、低金利ということもあり開業率も下がった。
そのような背景から日本経済の新陳代謝の悪さもゾンビ企業を生み出している。
日本の風土
日本では、一度でも会社を潰すと一生を失うかのような風土がある。
そのため経営者は必至に会社を存続させるためお金を借り続ける背景がある。
まとめ
調べてみたところ、ゾンビ企業を生み出しているのは日本経済の仕組みや政府からの融資政策にあることがわかった。
しかしその政策によって企業が存続できていることも事実だ。
ゾンビ企業を増やさないようにするためにも、生産性を高める企業が増えるように、これからの日本経済に期待したい。