眼鏡屋はなぜ潰れない?
店舗の大きさに問わず創業が長い眼鏡屋が多くある。
その理由は眼鏡装用人口の多さ、高単価、また買い替えが必ず必要という背景があった。
単価が高い
メガネ業界の全体的な平均単価は2万円を越えています。つまり客数にすると、1時間当たり0.5人、2時間に1本の眼鏡が売れればよい計算です。
フレームとレンズがセットになった一般的に販売されている眼鏡の相場は約2万8000円。
1万円以下で販売されているものもあるが、やはり毎日装着するものとなると付け心地、機能性やデザインを考慮しこだわる人も多い。
眼鏡装用人口が多い
以前は勉強をしている者が多いという理由でしたが、ここ数年はゲームやスマホを使い過ぎで目が悪くなった者が多いということです。
民族的に近視が多い(近視は遺伝的要因が大きい)ことに加えて、近代化、少子化で受験勉強の加熱、TVゲームなどの普及も拍車をかけていると言われています。
2024年現在の日本の眼鏡装用人口は約7,600万人。日本の人口が約1億2,000万人ということを踏まえると人口の約60%以上が眼鏡を装着していることになる。
またスマートフォンが普及したことなどから、小中高生の裸眼視力が「1.0未満」の割合が過去最高を更新していることも理由に挙げられる。
買い替えが定期的に必要
眼鏡の平均寿命は約2年といわれているが、フレームが曲がったり、視力に合わなくなった場合もその都度買い替えが必要となる。
使用頻度を重ねると眼鏡も老いていく。
合わないレンズを装着していると目の疲れによるストレスや頭痛などを引き起こすことも考えられるため、健康面から考えても買い替えは必須になる。
まとめ
眼鏡屋は、たとえ一日の来店客数が少なくても高単価であることや定期的なメンテナンスが必要となるため潰れないことがわかった。
また、個人によって用途が異なるため一人ひとりに合わせた妥協のない接客サービスによってリピーターを獲得している。
毎日装着するものだからこそ、丁寧な接客を施してくれる眼鏡屋をこれからも応援していきたい。