赤穂市民病院は潰れる?赤字、医療事故、隠蔽体質、責任とれない、ハラスメント

赤穂市民病院

出典:赤穂市民病院

赤穂市立病院が潰れると言う噂がある。

実際に赤穂市立病院には赤字経営や医療事故、パワハラと言ったたくさんの問題を抱えているため、そんな噂もたつのだろう。

しかし市立病院は市の施設になるため、単独で病院が潰れるという事は考え難い。

潰れるとなれば市自体の経営不振や市長が市立病院の経営を手放す決断をすることでもない限りは潰れることはない。

では、潰れると言う噂の市立病院のこのヤバい内情、6つを上げていこう。

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赤穂市民病院が潰れると言われる理由

①2005年度からの赤字経営による経営形態の変更を検討。

赤穂市民病院は現在深刻な赤字経営に悩まされている。2023年2月には年度決算が第3四半期を終えた時点で目標額には届かないことが確実であり、2024年度以降も好転する材料が見当たらないと市民病院経営改善調査特別委員会から明言された。

経営再建をかけた有識者会議「経営検討委員会」が設定した経営改善目標値は単年度ごとに3億5500万円から6億2100万円を目標値として設定していた。

2022年1月にはこの目標値3億5500万円をクリアし、現行の経営形態を維持しつつ経営改善を目指すとした。

この経営計画においては「不測の時には速やかに経営形態の変更ができる『仕組み』を予め構築しておくことが重要」とされ、経営改善の目標値を2年連続で達成できなければ、経営形態の見直しを即座に外部有識者による経営検討委員会で検討するとしていた。

その翌年の2023年度には決算前にはこの目標値に達することが出来ない事が判明し、このことから副市長から早ければ2026年度にも経営形態を変更する可能性があると言及された。

経営形態の移行としては「地方独立行政法人」と「指定管理者」を検討材料とし、「民間譲渡」は候補には含めない方向である

市立病院としては存続するが、その経営方針のあり方は大きく変わることになりそうである。

②2005年からの赤字経営が生み出す赤字のサイクル

経営再建をかけたが目的値には達しなかった2023年度の赤字額は4億6700万円だ。

2027年にはなんと10億円を超えるまでに赤字は膨らむ見込みが立っているのだ。

これには税金が投入されているわけである。

再建をかけた「赤穂市民病院公立病院経営強化プラン」では27年度までの6年間に目標値の総額30億7500万円を達成する見込みとしつつも24年度以降の単年度においては、いずれも目標額を下回ると予測しているのだ。

2038年度には病院本館建物の減価償却が終了するため、39年度には経常収支の黒字化すると予定している。

つまりはそれまでは赤字経営を行い、補填には税金の投入を続けるという事である。つまりは民間の病院であれば実質的には経営破綻を起こしている。

市の方針としては「2年連続で達成できない場合は経営形態の移行を検討する」としており、あくまで「市民病院は公立病院として存続することが望ましい」という経営検討委員会の方向から民間への売却などは予定していない。

赤字は続いてもそのまま継続していくという事で市として手に負えないから地方独立行政法人や指定管理者制度を利用して責められる矛先を変えようという事である。

現状としては赤字が解消できる見込みは立っていないし、そのための改善策も打ち出すことはしていない。ただ税金が投入されている事実だけが継続されているのである。

潰れるとしたら市との共倒れとなる事が想定されるため市立病院が潰れることは考え難いが、その赤字の補填は市民全員が追うという事になっている。

15年以上もただひたすら金を持って行く赤星市民病院に市民は本当によしとしているのだろうか。

③脳神経外科医者の相次ぐ医療事故

脳神経外科の男性医師が関わった手術で、着任から1年間の間に8件もの医療事故を起していた。

これは2019年7月に着任した40代の脳神経外科医の行なった手術後、経過が良好とはいえない事例が続き、結果、8件の医療事故報告書が医師から病院長に提出されたというものだ。

きっかけになる医療事故として出てきたのは70代女性の腰椎手術中に神経の一部を切断され、両足まひなどの後遺になったという事件である。

これについては外部有識者が手術の映像などを検証し、女性が神経を切断された手術には医療過誤があることを認め、同病院の医療事故の区分で2番目に深刻な「レベル4」(障害や後遺症が一生続く場合)に当たるとされた。

しかし死亡例を含む他の7件については、「濃厚な処置や治療の必要性」が生じるなどした「レベル3」の医療事故に当たると判断されたが、過失による医療過誤ではないとして内容を明らかにしていない。

この70代女性の事故については同病院に勤めていた医療従事者の複数名から、示談せずに公にとの依頼があったとの話がでている程だ。

この医師は20年3月に手術の執刀などを禁止されていたが手術を強行したとも言われている。

その後の21年8月末に依願退職しているが、その後大阪の医療法人医誠会に務め、必要な透析治療を行わずに死亡させたと遺族から慰謝料など約4960万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こされている。

医療関係者達の間では「殺人鬼」として有名な人物であったようだ。

赤字経営の中にこのような医療事故の賠償責任までとなると経営はさらに傾くいっぽうだ。

いくら医師不足とは言えこのような医師をなぜ雇い執刀医にしたうえで、何件もの医療ミスを放置していたのか疑問を感じざるを得ない。

④隠蔽体質に対する疑問

同一脳神経外科医の医療事故の件からみてもその隠蔽体質に対しての不信感がこの赤穂市民病院への通院の足を遠のかせている。

院内のミスへの対応の甘さとそれを守る市の対応、赤字に対しても対応できていないことに批判から市民病院にだけは行かない方がいいと噂になっている。

市が率先してこの隠蔽に関わっていることで市民からの不信感が強まっている。

事件から4年が経過したことで市民から危機意識が遠のいている。

しかし怖いのはこの医師だけではなくその事件を隠蔽し擁護し続けた病院の体制とその後にも真実を決して公表しない市の体質である。

現在に渡り日本脳神経外科学会から専門医訓練施設の認定停止を受けているのである。

これに対して牟礼正稔市長と病院側からは、「ガバナンス検証委員会」がまとめた報告書で問題点の総括が明らかになったと見解を示し、医療事故に関しては再検証を行う考えはない考えを述べている。

学会に対しては未だに事故に関する明確な報告書は上がっていない。

このような体制の病院であれば、別の医師による医療ミスがあった時には同じように隠蔽することが想像に難くない。それにそんな状況の病院にどうして安心して任せられるというのだろうか。

とんでもない医師の招いた事件であってもそれを大きな問題にしているのは他でもない病院と市の方針である。

⑤責任のとれない病院。

赤穂市民病院の高原秀典院長は現在の経営改善計画である「赤穂市民病院公立病院経営強化プラン」は計画が失敗した場合の責任を市長にあると述べている。

赤字経営が続く赤穂市民病院は再建の計画を市と調整して行なっている。これは病院開設者が市長であることにあり、市と協議をしながら経営改善を行なっていくことになっている。

赤穂市民病院公立病院経営強化プランの推進に関して市側は病院の意向に沿って改善を行なうことと副市長が提言している。

その後の病院の院長の会見では失敗は市長にあると主張している。

一体誰がこの病院の責任を取るのであろうか。責任者不在の病院公立病院経営強化プランには成功の糸口が見えてこない。

⑥2023年11月のハラスメント問題

2023年の11月にはハラスメントの訴えが出され3人の職員が辞めるという事があった。

この3人は建物設備管理業務を委託されている企業の社員で長くて20年は務めるベテラン職員であった。

2年以上前から業務を所管する総務課管理係長によるカスハラを行なってきた。

顧客としての優位的地位を利用した侮辱的発言や過剰な報告要求、依頼事項の強要等が日常的に行なわれていた。

西播地域ユニオン労働組合側からの話しとしても公的機関である病院が人権侵害をする発言などを行なうなどの異常な状態に業務上の支持の範疇と認めないことに異常を訴えている。

このことでさらに評判を落とすことになった赤穂市民病院の未来は決して明るいとは言えない。企業間の取引としても信頼を落としたことは確実である。

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赤穂市民病院に対する口コミ

人口減に伴う患者数低下は、過疎の地域では避けられない事象です

医療事故や医師の高齢化等によるやる気の低減も関係しており、単なる集患に注力しても、問題解決にはつながらない

何億もする機械を導入したが採算取れず、維持もできなくなっています。病院が検査機械売らないとやっていけない状況にまで落ちぶれています

紹介状無しの初診料が高すぎるので、市民病院を選ぼうとしないだけでは

ドクターも看護師さんも患者さんに分かりやすく寄り添った話し方してくれると嬉しいです。昔の市民病院は優しくてコミュニケーション取れてた気がするけど

そもそも、病床増築した後から経営が傾き始めました。人口増大中なら判りますが、要は先読みが出来ていない。

医療事故を起こした医者を処分せず、真相は内部の人間しか分からない。ハラスメントをした病院職員もお咎めなし。さらには何ヶ月も前の医療事故が後になって明るみに出る。全て病院内で隠蔽、揉み消す。テレビニュースになっても意地でも真相は暴かない。市民病院で命を落としても身体が不自由になっても疑心暗鬼しかない。こんな病院にかかりたいとは思わない

経営改革とか書いてあるが、財源が金融機関からの融資なら完全に倒産閉院レベルですよ。市民の血税をここに注ぎ込むのはやめて頂きたい

自分達の人件費に手を付けない、午後からの診察時間をやらない、何かと言えば働き方改革というばかり。そんな甘い考えで経営健全化が出来るなら、世の中に潰れる企業なんて存在しない。

民間は細かな経営努力しているのに、市民病院は努力が足りないと思います

一般からの病院の評価は非常に悪い。病院の経営体制に対する不信にあふれた口コミが見られている。

体制に対する不信感や経営に対して不安を強く感じられている。

改善は表面的なものでしかないという訴えが強くみられ、集客する事だけが問題解決に向かう事ではないとの意見も寄せられている。

現実的には倒産レベルの経済状況、公務員であることの奢りによるパワハラなどの多種の問題に対しての対応が不十分な上に未だに隠蔽を続ける病院への不信感が余計に客離れを起こしているのだ。

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まとめ

市の施設としての市立病院が潰れることはない。

例え指定管理者制度や地方独立行政法人にしたところで目先が変わるだけで市からの資金援助で回す事には変わりはない。

ただ職員から公務員ではなくなることに対しては離職者が出ることが考えられるだろう。

さらに経営を圧迫することが考えられる。民間に売り渡すにも赤字が大きすぎて買い取る民間業者がいるのかといえば考えづらいだろう。

市の負債として毎年10億の赤字を計上する赤穂市立病院だが、市が経営する間は税金が投入されるので潰れること考え難い。

潰れないのだから本気で経営改善を図ろうと言う意識が低く、対策は不十分である。

隠蔽が明るみに出ていても認めない事で余計に不信感を呼び、自分の税金が投入されている病院であっても医療ミスされるかもしれないと思うと行きたくないと思うのは当然である。

この不信感に対する払拭の対策も不十分であり、どうやって集客に向けて動くのか甚だ疑問である。

今後、黒字に戻す事が本当に出来るのか不信感しか感じられない。