銚子電鉄はなぜ潰れない?
鉄道を支えるぬれ煎餅
銚子電鉄の売上は、「ぬれ煎餅」や「まずい棒」などの副業が8割以上を占めている。
ぬれ煎餅の売上は鉄道事業を上回っており、倒産の危機を何度も救ってきた。
また経営難を逆手にとった、まずい棒などのユニークな商品も人気を集めている。
銚子電鉄は、ぬれ煎餅などの副業なしでは存続できないのだ。
自治体の支援
千葉県や銚子市などの自治体が、銚子電鉄存続のために支援を行っている。
鉄道事業が赤字であるため、県や市からの補助金など、公的支援を受けながら運営を続けている。
地域住民の応援
銚子電鉄は、地域住民にとって必要不可欠な交通機関であるため、多くの住民が存続のために募金やボランティア活動に参加している。
銚子商高生によるクラウドファンディングでは、500万円もの資金が集まった。
地域住民の熱意と支援も銚子電鉄を大きく支えているのだ。
銚子電鉄でんき
2021年、銚子電鉄は電力事業を開始した。
1年間の電車運行にかかる電気代は、約1万件の加入があれば確保できるようで、電車を走らせるために電気を販売している。
沖縄県と一部離島を除く地域であれば加入できるため、全国の加入者が日常生活を送りながら銚子電鉄を支えているのだ。
銚子電鉄の口コミ
銚子電鉄、知った頃からずっと経営が苦しいって言ってる気がするけどそれでも今も潰れないって逆にすごいな。
銚子電鉄ってホント不思議だよな。一度も軌道に乗ったことないのに100年潰れないって
銚子電鉄は「潰れそうだけどなんとか電車走らせて潰れない」ってのがもうネタのブランドになってるからそれが電車走らなくなったらもう終わりなのよ。
銚子電鉄の経営実態がどうあれ、「田舎の零細電車が潰れないために煎餅を作って売ってる」という感動ストーリーが人気の源泉なのですから、電車が潰れたらどうなるかはお分かりですね?
まとめ
銚子電鉄は鉄道事業以外の事業に大きく支えられており、ぬれ煎餅の売上は鉄道事業を上回っている。
近年では電力事業にも参入し、電車を走らせるために電気を販売している。
また地域住民は銚子電鉄を存続させるため、ボランティアやクラウドファンディングなどの活動を行っている。
厳しい経営状況が長い間続いている銚子電鉄だが、地域やファンに愛され、支えられている鉄道である。