ダイハツが潰れる可能性はある?ない?考察と口コミ

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ダイハツが潰れる可能性はある?

ダイハツは潰れない

ダイハツは2023年4月に海外向け乗用車の衝突試験で不正が発覚し、12月20日に第三者委員会で25の試験項目の174件で不正が見つかったことを公表、これを受けて国内外のダイハツの全ての車種が出荷停止となった。

2024年2月12日の生産再開まで出荷停止は続いたが、トヨタを親会社としているダイハツ工業が潰れることは考え難く、何かの際にはトヨタからのテコ入れが入ることは想像に難くない。

実際にこの不正による損害に対して子会社の二次下請け地方の部品工場の部品まで保証をするとダイハツは発表し、補償の対象とした。

ダイハツが潰れないのは親会社がトヨタだから

2024年3月1日にダイハツの奥平総一郎社長が退任し、後任にトヨタ自動車の井上雅宏が就任となり新体制がスタートし、まさにトヨタのテコ入れが入りダイハツは再始動となった。

そもそも2016年からダイハツ工業は大阪の池田市に本社を置くトヨタの完全子会社であるのでこのダイハツを潰す理由は現在のトヨタにはない。

トヨタの佐藤恒治社長も会見しダイハツを「軽自動車を軸とする会社」とし、トヨタ向け小型車の開発と生産などの見直しを進め、ダイハツ側も不正の原因と言われた短期間で車の開発を推し進める無理のあったスケジュールを見直しして長くすることなどと対策を出している。

ダイハツ自体が潰れることはないが、この出荷停止で一番被害を受けたのは車の部品工場やリコールを請け負っていた下請け会社であり、不正発覚当時には近畿経済産業局が設置した中小企業向け相談窓口に、ダイハツに関する相談が1カ月で約40件あったという。

これに対して当時のダイハツコーポレート統括本部、井出慶太統括部長は「損失補償だけでなく、サプライチェーン(供給網)を維持するという観点で対応していきたい」として下請け会社の維持を明言し、自社で補償を行い手持ち資金で賄いきれない場合には、金融機関からの融資や、親会社のトヨタ自動車から支援を受けるなどして確保するとした。

この資金面から見てもトヨタが指示しない事にはダイハツが潰れるということはないと言える。

なぜ不正が起きたのか

不正自体は古い記録としては1989年に最初の不正記録が残っており、そこから34年に渡り続けられてきた。

この不正が起きた要因にはトヨタからのプレッシャーが大きく、ダイハツ工業の技術者はトヨタからの提案に対し実現が困難なことや不可能な業務であっても常に「YES」と答え続けごまかす事が通常化してしまっていたことがある。

ダイハツとしては過度にタイトで硬直的な車両開発スケジュールが組まれ、『認証試験は合格して当たり前』という強烈なプレッシャーが現場にあり、管理職が現場に関与しないままに過去から踏襲されたグレーな方法で「技術的には問題なければ法規上も問題ないはず」という認証試験を軽視した現場の姿勢が甘いチェック体制を招き、不正行為を繰り返してもなんとも思わなくなる状況を招いた。

現場から管理職へ報告や相談ができない状況に追い込まれていたことも要因に挙げられ、失敗があった場合には激しい叱責や非難があったことも報告され、ダイハツの経営幹部の責任が取りただされた。

今後はこの開発スケジュールにメスを入れ、明確なチェック体制と風通しのよい職場環境を作っていく事は大切になってくるだろう。

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ダイハツの口コミ

そもそも不正ばっかしてる会社だったらしい。昔から評判悪いのこういうのも理由の一つかと勘繰っちゃう。

100%子会社の開発担当者なら、親会社トヨタから「できるか」と言われれば、「できる」と言う答えしかできないでしょう「少し不正をしても」と言う気持ちになっても仕方ないと、同情はできますが、その製品を買うか否かと問われれば、積極的に選びたいとは思いません。

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まとめ

ダイハツは100%トヨタの子会社の為に、トヨタが潰す決定をしない限りは潰れると言う心配はない。

今回の大規模な不正発覚により経営陣の変更や新たな方針などでダイハツも大きく転換することを余儀なくされ、これからどうなっていくかでダイハツの信頼も大きく変わっていくだろう。

ぜひ、信頼を取り戻し安心して乗れる気軽な小型車を守っていってもらいたい。