出典:日本ガイシ
日本ガイシ株式会社は名古屋市瑞穂区に本社を置く上場企業で自動車排ガス浄化用をはじめとする各種産業用セラミック製品、電子電気機器用セラミック製品、蓄電システム、がいし・電力関連装置などの製造販売を行っており、世界中に拠点を置いて大規模な事業を展開している。
「日本ガイシ」で検索してみると「損失600億円」「撤退」「ブラック」「社長交代」「下方修正」「潰れる」という声がある。
ここでは日本ガイシが潰れると言われる7つの理由について述べていくこととする。
日本ガイシが潰れると言われる理由
①損失600億円が生じた2012年3月期
1919年創業の老舗メーカーが長い歴史の中で2012年3月期に唯一356億円の赤字を計上し、その他製品による火災事故により特別損失が生じた。
これについては当時社長を務めた大島卓氏が事業の責任者として事故の収拾にあたり未曾有の危機を乗り越えた。
これ以降は黒字計上が続いている。
②国内工場の撤退
2023年3月23日、絶縁体として使われるがいしについて、愛知県半田市にある知多事業所での製造を数年以内に終了すると発表した。
国内工場での製造終了は創業以来初めてのことであり、需要低迷が顕著となっている。
電力関連事業だけ単体でみると赤字が続いている。
③ブラックについて
企業公開値によると、2023年の平均年収は約824万円で業界3位の高水準であるが故にブラックな職場なのではないかと検索されているようだ。
実際のところは社員の多くが東海3県の出身者で社内公募制度等社員の労働環境に十分配慮された企業である。
④2021年4月に社長交代
2021年4月より2012年の赤字を乗り越えた大島卓社長が会長に、小林茂専務が社長に昇格した。
グループ全体では黒字であるが祖業である電力関連事業が赤字続きのため新社長の舵取りを不安視する声が多い。
⑤純利益を下方修正
2023年3月期の連結純利益が前期比28%減の510億円になりそうだと発表した。
特に自動車関連事業と半導体関連事業の下方修正は大きく、営業利益は22パーセント減の650億円に引き下げ、世界で半導体やデータセンター投資が低調になっている影響を受けた。
長年黒字を続けてきた企業なので今後の業績を不安視する声も多い。
⑥潰れるについて
連結では黒字だがもともとの本業であるがいし事業が不振なため今後の事業展開を注視している人々からの不安の声が増え始めている。
日本ガイシの口コミ
社員のモラールが上がらないので、宣伝ではなく社員のためにテレビ広告で社名を連呼していた会社さんですから。
やっかみ、ひがみの社風のようですよ。
はっきりいって更なる技術的ブレイクスルーがないと頭打ちだと思います
40年位昔に、週刊誌にスキャンダルが出ました。
現状の業績が自動車関連事業に頼り切りであるため、今後も先行きが心配
超のつくトップダウン。上司の指示は絶対
新規性・斬新性のある提案は嫌われ、受け入れられない
総合職女性がWLBを保ち働くにはかなり厳しい環境
内燃機関に関する事業はいつ手放すのだろうか。
社名になっているガイシ部門の売上比率は10%をきっている
待遇面の不満はごく少数で組織に対する不満もどの企業でも当てはまる内容ばかりだったが今後の業績を不安視する声が多かった。
まとめ
日本ガイシは100年を超える東海地方を代表する老舗の大企業であり業績が下がる年度があるとはいえ社員の平均勤続年数は15年を超え、がいし事業では世界一のシェアを誇っている。
ニッチな分野で技術を極めており高収益を収めている。
今後の事業展開に注目したい。