日新火災が潰れると言われる4つの理由と口コミ

日新火災

出典:日新火災

東京海上グループにおける損害保険業を手掛けている「日新火災海上保険株式会社」(以下、日新火災と表記)。自動車保険、火災保険、海外旅行保険などの多岐にわたるサービス展開を行っている。

今回は日新火災が潰れると言われる理由について考察していきたい。

スポンサーリンク

日新火災が潰れると言われる理由

①知名度が低いから

「東京海上日動火災保険」のグループ会社であるが、企業単体の認知度はかなり低い。

国内での保険業界は飽和していると言われることもあるため、認知度の低い企業は将来性がないと思われたことが要因の1つだと筆者は推測した。

しかし大手保険会社のグループ会社であり、1908年に設立された歴史ある会社であるため、知名度が低いからといって潰れる可能性は低い。

ただし、知名度のせいで顧客が大手の保険会社と契約してしまうリスクはある。

②売上が低いから

知名度は高くない日新火災海上保険株式会社であるため、知名度に比例して売上も低いとと考えられるだろう。

実際2023年3月末決算における「自動車保険」の売上高は、損保ジャパンや三井住友海上等の大手損害保険会社に続き6位である。

全ての保険分野に強いとはいえないが、特定の保険に強く売上も悪いとは言えない。

③良くない口コミが多いから

支払う保険料金が安くて不安

日新火災が提供する「住自在」は大手他社が提供する火災保険と比較して料金が安い。

知名度が低く、低価格のため契約に不安をもつ人が見受けられる。調べたところ低価格の要因は保険内容にある。

通常火災保険には建物や家財の損傷に対する損害保険金に加えて、建物損傷以外のサポート費用である費用保険が支払われる。

「住自在」はこの費用保険金が含まれていない。つまり補償内容が他サービスと比較して簡素である。

しかし、補償内容を自由に組み合わせられる(風災は外し、水災は加える等)という良い点も存在しているため、自身に適しているサービスであれば加入するメリットもあると言える。

対応が悪かった

「事故後の電話対応が悪い」「ヒアリング時の口の利き方が悪かった」などと悪い評判が見受けられた。

しかし、2021年には価格ドットコムが実施した「自動車保険満足度ランキング」の事故後対応満足度において大手損害保険会社を差し置き1位を獲得している。

良い口コミも多く存在しているのが事実である。

④国内リテール市場に軸足を置いているから

日新火災は、国内リテール市場を中心に、地域密着型営業を行っている。

そのため少子高齢化と人口減少が進む日本に置いて見通しが悪い状態であるのは否めない。

今後存続するには改革が必要であるといえるだろう。

しかし親会社がカバーできない部分を補っていたり、ターゲット顧客も差別化をしているため、すぐに企業の存続に危機が訪れることはないと言えるだろう。

スポンサーリンク

日新火災の口コミ

日新火災に任せておけば安心。顧客対応に好感が持てます

事故対応・顧客対応は評判通りでオペレーターが親切丁寧。

東京海上がカバーできない部分をカバーしており、資本を受けつつのんびりと事業を行っていくだろう。

東京海上のグループ会社という点での安定感がある

大手企業が手を付けない中小企業をターゲットとしており、施策次第で成長を期待出来る

ブランド力が圧倒的に低い。

単体では知名度が低く、商品が売りづらいことがある。

ターゲットが国内のみのため成長がみえない。

人口減少する中、リテールに注力し続けることに将来の不安を感じる。

東京海上のグループ会社という点での安定感や独自のターゲットをもつ点、顧客対応においては良い評判が見受けられる。

しかし、ブランド力や国内市場を主軸とする経営戦略に関しては好ましくはない声が多い。

スポンサーリンク

まとめ

今回は日新火災が潰れると言われている要因について考察した。

東京海上日動火災保険のグループ会社であるが知名度が低いのは事実だが、他社とサービスと比較して補償内容の簡素化等の差別化を行っており、売上も決して悪いとは言えず、潰れる可能性は高くはない。