週刊文春はなぜ潰れないのか理由を調べてみた。

週刊文春

出典:週刊文春 | 文春オンライン

常に世間を騒がせている芸能人のスキャンダル。

最近、その騒動が明るみに出るのが「文春砲」と呼ばれるスクープがきっかけになることが増えている。

モラルに反しているのでは?裁判費用は大丈夫?などを含め、週刊文春がなぜ潰れないのか調べていく。

スポンサーリンク

週刊文春はなぜ潰れないのか?

発行元が大手出版社だから?

発行元が大手出版社のため、多少のことでは潰れないといえる。

週刊文春を発行している文藝春秋社は大手といってよく、週刊文春のほかにも「文芸春秋」「文學会」「CREA」など多数の有名雑誌の発行を抱えている。

どの雑誌もかなりの歴史があるので、売り上げも悪くないと思っていいだろう。資金がある程度あるので、週刊文春が多少訴えられたところで潰れないのではないか。

訴えられても、書いた方が得?

次に「裁判沙汰になって賠償金を払うより書いて稼いだ分の方が大きいから潰れない」という理由がある。

週刊文春は、1年で20件以上訴えられることもあるという。

敗訴になった場合の賠償金だが、訴えられる名目はほとんど「名誉棄損」「プライバシーの侵害」となり、海外に比べて賠償額が低いようだ。ダウンタウン松本氏にも、名誉棄損で訴えられている。

女性問題を報道されたことで週刊文春と裁判になり220万を勝ち取った経験を持つ前宮崎県知事の東国原英夫氏が言うには、

『仮に名誉毀損裁判で敗訴しても、損害賠償相場額は最高200~300万円。書き得。損害賠償額を高額にすべき』

とのこと。

アンジャッシュの渡部氏も復帰後の番組にて「(自分のスクープの掲載で)売り上げ4億円だってよ」と苦笑いして笑いを取っている。

渡部氏は訴えてはいないが、4億売り上げて300万円なら全く安いものだろう。

売れているから潰れない

結局、売れているということがいちばんの理由かもしれない。

松本氏の記事が掲載された2024年1月4日・11日新年特大号は完売となり、なんと45万1000部を売り上げたという。

電子版の「文春オンライン」も好調で、有料会員が2万3000人を超えたという。月額2,200円というので、それだけで500万以上の収入があることになる。

批判の声で廃刊に追い込まれることはある?

「モラルがない」「発行をやめろ」などの、批判の声で廃刊に追い込まれることはないのだろうかという疑問がわくかもしれない。

しかし、繰り返しにはなるがそれも「売れている」には敵わないと言える。

例えば自分の応援している人に何かしらのスキャンダルが持ち上がりそれを文春がスクープしたとする。大騒ぎになり、その人が引退したらどうだろうか。

気持ちとしては「人の人生を狂わせておいて、まだ雑誌を続けるなんて信じられない。潰れてほしい」と思うだろう。

しかし、週刊文春側からしたら「買う人がいるから、それに応えて発行しているんです」ということになるだろう。

なので、単なる消費者の声があるだけでは、なかなか廃刊にいくまでは難しいのではないか。

スポンサーリンク

まとめ

週刊文春は、オンラインの需要も伸ばしているということなので、まだ潰れないと言えるだろう。

抱えている裁判の行方も気になるところである。