トクヤマが潰れる可能性はある?ない?考察と口コミ

株式会社トクヤマは、創立100年を超える日本の大手総合化学工業メーカーである。

徳山製造所(本店所在地)のほか、東京本部をはじめとし日本全国各地に6つの営業拠点を有している。

また、国内外に多くの子会社や関連会社が存立している。

株式会社トクヤマは原燃料高の影響によって2022年度は増収減益となっているため、潰れるのではないかという噂が飛び交っている。

スポンサーリンク

トクヤマが潰れる可能性はある?

攻略失敗した株式会社トクヤマの事実

年間売上高の3分の2に及ぶ2100億円超を投じたマレーシア工場は、太陽電池パネルの原料シリコンを生産するために社運を賭けて立ち上げた工場である。

2013年に第1工場、続いて2014年には第2工場が完成した。

しかし、高純度のシリコンを必要とする精密機器に使用される半導体に比べ、太陽電池用のシリコンは純度などの品質要求がさほど厳しくないため、低コストで製造が可能であったり、製造の際にかかるエネルギー消費量等を抑えることがっできるため、参入しやすいビジネスであった。

そこで一攫千金を狙った中国などアジア勢の相次ぐ競合社の参入で供給量が激増した。

2009年当時に太陽電池用シリコンの市況は1キロ当たり60ドル以上していた市況は、東日本大震災の2011年後半から暴落し、20ドルを割り込む水準にまで落ち込んだ。

中国等のアジア勢が太陽電池用シリコン市場に参入したことによる、供給過剰状態が生じたのだ。

市況の影響により株式会社トクヤマは2,100億円以上もの投資をして建設したマレーシア工場の採算を稼働前から取ることが困難になった。

2014、2015年度の決算で合計約2000億円もの減損損失を計上。2年連続の巨額赤字決算により、株式会社トクヤマは2300億円過去最大の連結最終赤字(1005億円)を出した。

株式会社トクヤマは748億円の減損処理を実施し、その後連結で653億49百万円の過去最大になる大赤字を計上をした。

翌2015年度には、第2工場も設備のほぼ全額について減損処理をせざるおえなくなり、過去最大の連結最終赤字(1005億円)を出した。

株式会社トクヤマはどうなった!?

株式会社トクヤマの当時の社長は2015年6月に引責辞任し、東京本部の規模を半数に縮小した。

また、創業の地である徳山製造所に100人の異動をするなどの経営改革を実施した。

翌2016年3月期の連結決算でも純損益は過去最大となる1005億6300万円の赤字を計上したが、これによって財務立て直しが急務であるため大手銀行や日本政策投資銀行、三菱商事などが出資する「ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ」(JIS)から200億円前後の出資を受け入れた。

大手銀行系の企業再生ファンドから役員を派遣して経営体制を強化し、国際競争力の高い分野に注力するようだ。

また、2016年9月にはマレーシア工場を約100億円(9800万米ドル)で韓国のOCI Company Ltd.へ売却することが決まった。

スポンサーリンク

トクヤマの製品を使用した口コミ

トクヤマの融雪剤をまいて、早朝に見たとき驚きました。雪がない!本当に雪がありませんでした。効果抜群のために購入します。どの店舗も品切れ状態のため困っていました。さすが日本製ですね。

入れ歯洗浄剤は父のお気に入りなのでリピートですが、自分のマウスピース洗浄用としても使えて便利♪

トクヤマ 塩化カルシウム国産で品質も良いです。

雪をあけた後に撒いておくと、残雪も溶かして凍結もしません。今回は今後の凍結防止用にリピ購入です。

父親が入院中の病院で勧められたようでリピートです。最近マウスピース買ったので、今度使ってみて良かったら自分用にも購入しようかと…

まだまだ安定しない経営基盤であるのは確かであるため、それを不安に思う株主や従業員等が多いのかもしれない。

しかしながらも、ここ数年は半導体事業に力を入れて、売上高の4分の1以上を占めており、不採算事業からの撤退と、半導体関連製品や 歯科器材等の成長事業の販売増加により、売上高営業利益率とD/Eレシオ達成をしている。

ジワジワとした利益の積み上げと有利子負債削減による努力の賜物である。

ウェーハ用の多結晶シリコンで世界シェア30%を占めるほか、放熱材用窒化アルミニウム、洗浄用高純度IPA、CMPシリカ、フォトレジスト用現像液などでトップシェアを誇っている。

全体的に売上高等の業績推移が上昇しつつあるのにともなって、株価も上昇してきているようだ。

実はトクヤマの製品は私たちの普段の生活の様々なシーンで使われているのである。

身近なもので言えば、融雪剤や入れ歯の洗浄剤だろうか。

調べてみるとたくさんの良い口コミを見ることができる。

スポンサーリンク

まとめ

トクヤマが日本において必要な企業だということは、創業100年という長い歴史が物語っていると言っても過言ではないのではないだろうか。

そして、まだまだ素晴らしい功績があるようだ。なんと3年連続で健康経営有料法人2024(大規模法人部門)ホワイト500に認定されている。

株式会社トクヤマが社員の心身の健康を第一に考え、経営改革をした努力の結果であると思う。

大きな負債を抱えたとはいえ、事業転換や中期経営計画が明確であり、微々たる変化ではあるが努力が実となると願いを込めて『潰れる』事は無いと、私は思う。