出典:雪印メグミルク株式会社 – 未来は、ミルクの中にある。
雪印はなぜ潰れない?
確立されたブランド力
長年にわたり乳製品市場を牽引してきた老舗メーカーで、人気商品が数多くある。
圧倒的ブランド力と人気商品が多いため、繰り返し購入する人が多く安定しているといえる。
組織の見直しと徹底した品質管理
「なぜ潰れないのか?」と言われる原因は、食中毒事件(脱脂粉乳や低脂肪乳)と牛肉偽装事件があったからだろう。
これらの不祥事以降、検査レベルを上げ、全国6か所に地域品質保証センターを設置した。
顧客の意見を聞き、地域単位で品質保証の取り組みをしているようだ。
また雪印食品は廃業し、雪印乳業から市乳部門(牛乳など)が離れた。
乳製品部門(バターやチーズ)は雪印乳業が引き続き継承。
2009年には日本ミルクコミュニティ(メグミルクブランドを展開)と合併し現在の雪印メグミルクとなった。
牛肉偽装事件があった雪印食品は潰れ、食中毒事件が起きた部門は現在のものとは違うのだ。
体制を変え、厳しい品質管理を徹底したことで、徐々に信頼を回復し現在も続いているのだろう。
トップシェア商品が多い
黄色い箱の「雪印北海道バター」、マーガリンでは「ネオソフト」、チーズでは「6Pチーズ」が国内市場で1位を獲得している。
特にバターやマーガリンは、指定の商品を決めている人が多いのではないだろうか。
「雪印」と決めているならば、売り切れていない限り、他メーカーの商品を購入する人は少ないと筆者は推測する。
また「さけるチーズ」は、不祥事後にスタートした新ブランドの商品である。
このような子どもから大人まで大人気の商品も、雪印を大きく支えているのだろう。
雪印の口コミ
雪印って食中毒も出して牛肉も偽装したのに何故に潰れない?
雪印のバターは強い。スーパーでも最前列に並べられています。
ココアは森永、バターは雪印、チョコはロッテ、ヨーグルトはブルガリア
主婦ですが、一度このメーカーと決めるとなかなか変えません。
まとめ
雪印は過去に不祥事を起こしているが、組織を見直し、品質管理を徹底することで徐々に信頼を取り戻してきた。
また新ブランドをスタートさせて新商品を開発し、今では大人気の商品が数多くある。
地道な努力のおかげで消費者から支持される企業へ復活し、圧倒的なブランド力と合せてこれからも進化し続けるだろう。